結婚するにはお相手が必要です。

そのお相手を「お見合い」で見つけるのがお見合結婚、自分で出会いを見つけ恋愛して結婚するのが「恋愛結婚」と呼ばれていますが、そもそも「お見合い」って一体何なのか?どうやって行うのか?について今回は書きたいと思います。

 

昔ながらのお見合い

「お見合い」の風習はかなり昔から世界的にある文化と言われ「第三者」を介し、仲を取り持ってもらう事を日本では「お見合い」と呼ぶようになりました。

一昔前では現在の様にマンションよりも一戸建てが多く、お醤油の貸し借りがあるほど、ご近所づきあいが盛んであった時代でした。

そんな中、地元の顔が効く街の有力者と言われる顔役さんや会社の上司、親戚等の紹介がお見合いの第三者役を担っていた事が多かった様です。

特に江戸時代辺りまで遡ると呉服屋には情報が多く集まりお世話役をすることが多かったと聞きます。

 

ネット時代のお見合い

しかし、平成も終わろうとする現在、インターネットや携帯電話といった通信ネットワークが発達した割に人と人との関わり方が希薄になったのか、隣近所にどんな人が住んでいるのか?すら解らない生活スタイルに変わってしまいました。

昔の仲人さんと言われる方達は「ブライダルビジネス」「結婚相談所」に移り変わっていったのです。

「スマホでお相手を簡単検索」といった、本来の良き風習を無くしてしまった現在の「お見合い」をお見合いと呼んでも良い物か判りませんが、大手数社では仲介業としての役割は行うが仲介人といった役割がいません。

実際、お相手と勝手に連絡を取り合って、当人同士で勝手に会うというスタイルの「お見合い」が主流です。

以前、業界大手の方とお話をする機会がありましたが「未だに立会人がいるんですか?」と聞かれたことがありました。

仲人は時間と場所だけを設定し、お見合い当日までにお見合い料金を振り込んでもらって後は勝手に会ってください。というお見合いの形が非常に増えたと聞きます。

個人的には仲人がきちんと立ち会い、紹介をしてくれることはお見合いにとって当たり前の風習だと思っていますが、これも業界自体がお見合いをビジネスとして割り切った結果だと思うと何とも寂しい気持ちになります。

 

「お見合い結婚」と「恋愛結婚」どちらが幸せか?

さて「お見合い結婚」と「恋愛結婚」どちらが幸せだと思いますか?

「お見合い結婚」というと、相手がいなかったからお見合いで結婚した、というイメージを持たれがちだという意見をよく聞きます。

逆に「恋愛結婚」の場合、お互いに好きになってから結婚したから、幸せなイメージと捉える方も多いようです。

 

恋愛結婚は離婚率が高い?

しかし、実は・・「お見合い結婚」と「恋愛結婚」の離婚率で見ると3倍以上も「恋愛結婚」の方が離婚率が高いという統計が出ています。

これについての推測ですが「恋愛結婚」の場合、相手の事を知っているつもりでも、意外と結婚した場合の相手の背景が判っていなかったケースが多いようです。

それもそのはず、実際、この記事を読んでいる方が恋愛をしていたとして、相手の就職先、収入、親族がどんな仕事をしているか?どこに本籍があるのか?これについて答えれる方がどれだけいるでしょうか?

やはり相手に直接聞くって難しい事だと思います。

そしてそれを答えてくれたとしてもそれを真実だと誰も保証する事はできません。

 

では「お見合い結婚」では相談所が保障するのか?

そうではありません。個人情報保護という部分において完全な身元調査は難しくなってきています。

免許証、独身証明書などの公的書類のコピーを提出しなければならない相談所でも「結婚詐欺」や「金銭トラブル」などの報道は絶えません。

そういったトラブルを起こす人は当初から騙す目的で活動するわけですから、それぐらいの書類は簡単に偽装、偽造してしまう物です。

 

「お見合い」という昔からある良き風習

では、どうすれば安全・安心してパートナーを探すことができるのか?それはやはり仲人と活動する人とが信頼関係で結ばれている事が重要だと思います。

実際に立ち会って、どんな人かを観察し、どんな家庭に育って来たのか・・そういった事を仲人は知るべきであり、その上でご紹介をすることが一番のセキュリティだと思います。

 

まず弊社は全ての活動する会員様の自宅確認、親御様との面談、そして立ち会い等による本人の確認。

全てを行った上でのご紹介ですので、過去に会員様同士の金銭のやり取りやその他のトラブルが一切ありません。

それはやはり「お見合い」という昔からある良き風習を、現代流などと言う言葉で形を変えることなく守り続けたからこそ・・かも知れません。